日本の歴代天皇数と元号数の差異について
こんにちは
2019年5月から元号が令和に変わるということで今まで元号はいくつあるのだろうと気になったので調べてみました。
その中で歴代の天皇の人数と元号の数に差異が生じていました。僕は天皇が退位する際にだけ元号が変わると思っていたので、この事に疑問を感じました。
なので歴代の天皇の人数と元号の数の差異について書いていきます。
今回の気になったこと
歴代天皇の人数
2019年4月30日まで天皇である今上天皇(きんじょうてんのう)が128代目の天皇です。
なので歴代の天皇は127人いた
という訳ではなく実際は125人です。
理由は37代目天皇の斉明天皇と48代目の称徳天皇は過去に天皇になった事があり*1重祚したからです。
天皇の在位期間
激動の昭和時代に日本人の心を支えた昭和天皇が在位期間トップです。
これは2位の明治天皇の45年6ヶ月を大きく上回る在位期間です。
2019年5月に退位する今上天皇の在位期間は30年113日です。
今上天皇は明治時代以降は制度的に認められなかった生前退位をします。
認められなかった理由の一つとしては天皇が新しい退位の制度を政府に求め、それを作ることは憲法4条で禁止されている天皇による政治的行為を容認することになるからです。
一番在位期間が短かった天皇は仲恭天皇でたったの78日です。理由は親族が幕府に戦いを挑み幕府に敗れたからです。
元号の数
元号は平成を含め247個あります。
元号の年数
歴代の元号で最も長いものは昭和で62年14日でした。昭和天皇の在位期間が長かったことが起因しています。
最も短かった元号は朱鳥で約2か月という短さでした。
改元理由
改元する理由としては
の3つとされています
おめでたいことが起こった時に改元していたのは平安時代の初期ごろまで行われており、金や白い亀など珍しいものが天皇に献上された際に改元されたようです
災害などの災いが発生した際に改元するというのは文字通り「時代を変えて」災いを収めたかったからといわれています。
今回の結果
歴代の天皇の人数と元号の数に差異があるのは、天皇が退位する時だけに行われるのではなく、おめでたいことがあった時や災いが起こった時にも改元が行われるから
個人的に気になった元号
元号の中には元亀で「げんき」と読むものがありました。
「げんき元年」や「げんき5年生まれ」の響きがたくましそうでいいなと感じました。
面白いと感じた元号は
の5つです。
まさかの4文字元号! 役所で書くのが大変そうだと感じましたが字面は好きです。
ありがとうございました
*1:一度位を退いた天子が再び位につくこと。